夢のない人間もいるんだぞ
夢…ありますか?
ないだろ。
ヰ長です。
みなさんには夢、ありますか。ありましたか?
寝ている時に見るものではないです。ひと夏の夢とかでもありません。
オヤジを超える探偵になるぜ!みたいなビッグドリームです。
このブログのタイトルにもなっている通り僕はかなりひねくれた人間としてこれまで人生を歩んできました。そんな人間の歩んできた道のりに触れる夢の話をしたいと思います。
将来の夢はなんだったかな
人生の節々で “将来の夢” を発表する機会があるじゃないですか。
思い出す最古の夢と言うと、
プリキュアが人生の中心だった保育園時代。
卒園式に向けて1人1枚 しょうらいのゆめ の絵を描かなければいけなかったんです。
未来溢れる保育園児のみなさん自由に描いていました。
消防士、電車の運転手、ドーナツ屋さん、お花屋さん、ケーキ屋さんetc…
その中で僕だけが、何も描けずにいました。
その時園児・基決(6)が何を思っていたかと言うと
やりたいこと、別にないな〜
消防士は暑そうだしそんなに走れない、ケーキは好きじゃないから別にいいし、虫が嫌いなので花屋はできない。プリキュアすら大変そう。
特別やりたいこともなかったので、こんなふうに消去法で考えてました。6歳の時に。
結局1人だけ保育園の思い出の絵を描くという案で乗り切り、第一関門を無理やりくぐり抜けたのです。
未だに覚えているんですが、保育園児ながら宇宙飛行士とか電車の運転手みたいな壮大な夢が叶わないことは理解しており、叶わない夢を言うのは恥ずかしいと考えていました…なんて悲しいガキ。
そんな可愛くない保育園時代を抜け、次なる障害は
10歳(小4)の時にクラスごとで将来の夢についての作文を読む という機会がありました。
当時のみんなの夢はあんまり覚えていないけども、とにかくそこでも夢がないという人はいなかったと記憶してます。
どうして、みんなは夢があるの?
叶わなかったら恥ずかしくないの?
そう思ってた訳です(ひねくれ過ぎ)
卒業の際にもみんなが薬剤師!パイロット!とか言う中で、自分だけ中学校での目標とか言ってるんですよ。場違いすぎる。
ていうか空気読めよって思う。
それでも、どうしても思ってもない夢を思いついて言うことが出来ませんでした。
そしてそういう局面がある度に、
どうしてみんな当然のように夢があるの?
って思うんです。
本当は夢が無い中言ってるのかもしれないけど
僕はなれそうもない夢(最低の発言)を口にすることなんて出来なかったし、そういう人を羨ましく思っていました。
医者になるは莫大なお金と勉強時間、薬剤師は6年も学校に通わなければならないし、パイロットは身長制限があったり限られた人しかなれない。画家や研究者だってそう!
一般的な子供が思い描く夢は全部潰していました。努力とかしたくない、そんな無気力で現実的な子供だったんです。
とはいえ小学校の卒業式でアナウンサーになりたいと言っていたあの子は今や国立大に入り、ミスコンやモデルの仕事をこなし夢へと1歩ずつ着実に歩んでいってるんですが…そういう人もいますね
夢なしがどう生きるか
君たちはどう生きるかじゃないですけど、こんな深みはあっても面白みのない人間がどうやって生きていくんでしょう。
何となく流されるままに生きていても、大学に入る時学部選択とかがあるわけですが、そこでも僕は全ての選択で一番マシな道を選びました。
そうすると当然また“夢”に苦しみます。
大人になってくると色々な現実を見始めて、将来を見据えて興味無い専攻とることは結構あると思うんですが、みんななんだかんだ研究室に入る時
「自分はこの中だったらこういう研究がやりたいかも」
のような夢とは言わずとも少なからず“意志”があって、
就職にしてもこの業界かなと考えてる人が多いと思います。それも夢の1種かなと思っています。
もちろんそれも僕にはなくって、
どの研究室でもいいし研究テーマも何でもいいしどちらかと言うと計算は嫌いなのでこれは嫌って考えて、
就職だってブラックじゃなくて多くの人と関わらない仕事だったら何でもいいし何処でもいいと思って、ずっと絞れずにいました。
秘技・消去法ー!
しいて言うなら超能力者とかになりたかったんですけど。そういうのはなしで。
なんでこうなった
夢なし(将来の夢がない人の意)ってどれだけいるんだろうか。
自分で言うのもなんですが、僕は超優等生で向上心の塊だった時期がありました。根っこは無気力だけど。
あらゆることにチャレンジして、勉強を沢山して、人より色々できるという自負があってそれが拗らせを加速させたんだと思います。
僕って色々なことが出来るし、
あいつより色んなことを出来るのに、どうしてなりたいもののあるあいつの方が良いように見えるんだ。
そんな思いでこの十数年生きてきたわけですが、最近凄く思い悩んだ時に自分でも無意識の間に浮かんできたある思いがありました。
自分はこんなに色々出来るのに、なぜ自分のしたいことを出来ないんだ!
はい裏切りです。
この、夢がないエピソード全部ひっくり返します。
僕の将来の夢が無かった理由それは
叶わない夢について語るのは恥ずかしいと思っているから
なんじゃないかと思います。
この文章の節々でずっとそう言ってたんですけどね。
考えてみたんですが、本当は自分の奥底で思う夢があったけど
恥ずかしくて言ってない内に忘れたんだと思います。そういう性格です。
それに気付いたのは最近僕の中で“なりたい!”と強く思ったものが明確になったからです。生きていく内に結構現実的にそれに成れるのでは?と思ったのかもしれない。
なりたいとは思ってるけど自分の性質的にそこまで頑張れるか分からない。なれるか分からない。だから言うのも無駄 、そう考えていたんだと分かりました。
まとめ
僕は幼い頃から、言質とったで!みたいな風に大人数の前で夢の魚拓取られるのは凄く嫌いだったし、聞かれたくもなかった。誰にも知られたくなかった。
夢があるから偉いということもない。叶わないことなんて無限にありますから。
あそこで宣言していた思い描いた夢が叶って良かったよねみたいな考えの押し付け、
大人のエゴだとひねくれています。
いや…そういう子供もいるんですねー自分で書いてて驚きます。
本当にやりたいことを横目に全く関係ない道を走っていたから消去法の生き方しか出来なくて苦しむ。
実は僕のやりたいことは、今の専攻に1ミリも被らないし割と手遅れだったりもします。
夢があるから偉い訳じゃないけど、夢があると人生は楽しいのかもと思い始めています。
ですので、夢がない皆さんも焦ることなくじっくり考えていけばいいと思います。
これね、学生の僕が言うと説得力ないんですけど。
貴方はまだ人生これからなんだから〜とか言いますけど、学生であらゆる人生の方向決まりますからね。道を外れるのがどれだけ大変か分かってるんですよ!
これ違う愚痴になりそうなので今はやめておきます。
僕の夢について言うかは決めてないんですけど、書きたいと思ったときにかきます。なんとか叶うために頑張りたいと思っています。
ここまで読んでくださった方がいればありがとうございます。裏切りを感じてしまったらすみません。自分も裏切られた気分です。
夢については、もう少し考えていきたいところですね。